不動産売買の真銅です。
前回は、見学者は断りに来る、値切るポイントを探しに来ている、とお話しました。そうされない工夫も必要です、ともお書きしました。
では、今回は売主として具体的に何ができるのかをお話します。
見学者が五感を使って、物件を見学していることをお伝えしました。
周辺環境や周りの建物は自分では変えられませんが、少しでも良く見えるポイントを探してみましょう。
室内をきれいに片付けることは以前にお話ししましたので、今回はその他にできることを挙げてみます。
1. 一番日当たりのよい時間帯に内覧してもらう。
2. 内覧の1時間前に部屋の空気を入れ替える。
3. 季節に見合った室温に空調をセットする。
4. 内覧直前にすべての照明器具を付けておく。
5. 傷んでいる部分は隠さずにきちんと見せる。
これらのことは、五感のうちの目・鼻・肌で感じるところを改善したり、あらかじめ把握してもらうことにつながります。
5つ目に関しては見られたくない部分と思われますが、後で『そんなことは聞いてなかった』と言われないようにするためです。
人は、不利なことについて最初から聞いていれば大したことないのに、後から聞かされるとより大げさに受け取る傾向があります。
だから、マイナス面は最初から話しておいた方がいいのです。
ぶどうの木不動産株式会社 代表取締役
大手のハウスメーカーに12年、大手の不動産仲介会社に12年在籍し、建物と不動産売買に関する実績があります。
【保有資格】
・宅地建物取引士
・AFP(2級ファイナンシャルプランナー)
・住宅ローンアドバイザー
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