遺品整理であった不思議な話

こんにちは、スマカン運営のアールチェンジ株式会社の酒井と申します。自己紹介も兼ねてブログ形式で更新していこうと思っています。

弊社は遺品整理の業務を10年以上行っています(個人事業から合わせて)。長くやっているといろいろな現場があるんですが、振り返ると不思議な話だったなと思うことを書いてみようと思います。(一部フィクションです)

ある暑い夏のこと

いつものように遺品整理のお問い合わせから現場確認に向かいました。

お客さんからは結構すごいことになっていますとのこと。経験上お客さんから言ってくるということは「相当だな・・・」と思っていました。

そこは地図には載っていませんでした。そのため現地近くについてお客さんと連絡を取りました。グーグルマップで出てくる場所から、もう少し奥にある場所が現地です。

家の外観は平屋のバラという感じです。

家に入る前から中から荷物が溢れているのがわかります。家に入る手前の部屋は猫缶のようなものがあふれています。家の中に入らせてもらうと、荷物でぎっしりです。おそらく生活していたと思われる場所でも相当の荷物でした。

家具の中もぎっしり。当時経験していた現場で1番の荷物の量だったと思います。中を完全に確認することが出来ませんでした。

 1番奥の部屋へ入るには大人が一人入るのにぎりぎりの空間があり(トンネルのような)そこを通らなければ見ることは出来ません。

 

その場所は、最初に書いた猫缶があふれていた部屋です。 およそ190cmぐらいの高さの天井の部屋です。天井ギリギリまでぎっしり荷物が詰まっています。

 全て確認することが出来ない以上、ある程度の立米計算をして見積書を提出。お客さんは納得していただき、依頼をもらうことが出来ました。

予想外の出来事

あとで考えると格安の料金だったなと思います。

なんせすべての荷物が確認できない以上、これぐらいの日数でできるなというおおよその計算で見積もり時の日数が3日でした。

実際に掛った日数は6日間。

 

倍です・・・

 

単純に計算上の人件費が倍かかったということなので、考えていいた経費が相当かかってしまい赤字ではないですが、あまり利益が残らないような状態です。

 でも今考えてみると、こういう経験があったから見積もりを取るときに見なければいけないポイントがわかった気がします。特にこういう特殊な現場は想定を超えます。

 話を戻しますが、お客さんは是非お願いしますということでお金はなんとかしますので、はやく何として欲しいという切羽詰まった状況でも有りました。

 

詳しく聞いてみると・・・

父がこの家で一人で暮らしていた。子供の自分たちは10年以上帰って来ていなかったが、自分はここ数ヶ月前に久々に顔を出していた。顔を出してみたら家の状況にびっくりしている。

さらに数日前に父が家で倒れていた。たまたま顔を出した日だったから病院に運ぶことが出来た。1日でも遅かったらおそらく亡くなっていたとのこと。

これを機会に退院したら自分の家で一緒に暮らそうと思う。最後の親孝行がしたいということです。

実務作業開始

テレビで紹介されているようなゴミ屋敷や遺品整理現場など、どこから手を付けるか不思議だと思います。

これは単純です。

1,玄関

2,玄関の手前の部屋

3,手前の部屋で分別の空きスペースを作る

4,奥の部屋へ

5,2~3の繰り返し(場合によっては2階)

 

というの流れになります。

例によって、この現場も玄関から

 玄関は猫の住処になっていました。とはいっても猫の皿ぐらいのものなので、一旦外にどけて作業を進めます。玄関の横が居間。玄関と居間を同時進行で片付けていきます。居間は家具と大量の新聞紙。おそらくその上で寝食をしていた形跡があります。

そしておそらくこの部屋で倒れていたような雰囲気がありました。

居間を片付けるとさらに奥へ

まず台所。台所はある程度足の踏み場もあったので、段取り通りに進めます。7~8割型終わったところで、さらに奥の部屋へ。

 

ここが問題の部屋でした。

 

部屋が天井まで荷物であふれていて、さらに荷物の大半が「猫の空き缶」です。もともと子供部屋の様な部屋でした。おそらく子供が独立して家を出て行ったあとに、トイレが有る奥の部屋へどんどんと猫の空き缶を投げ捨てていたのだと思います。そして空き缶を投げ捨てることもできなくなって、外にあふれていしまっていたのでしょう。

あの時の野良猫は

やはり何日も通っている現場だと、作業員の中には猫が好きな人間もいますので、情が移ってしまいます。餌を買ってきて、通っている間だけでもあげようということになったようでした。しかしあとはもう野良猫になってもらうことしか出来ません。

この現場が終わった数年後、近くで別の現場があったため懐かしいなと思いながら当時の現場に寄ってみました。

 

しかしそこはもう某リサイクル施設になっていました。別の現場の近くだったために、ついでにそのリサイクル施設で鉄のスクラップを降ろさせてもらうことにしました。そこは個人で経営しているような感じでしたので、事務所ですこしだけお話をしていたら、

なんと猫がいました!

 

確信はありませんが、毛並みなども似ていたのでおそらくその猫か猫の子供なのかなと思います。たくましくあのあと野良猫から飼猫になってくれたんだんだなと思うと、いろいろな偶然の結びつきを感じてしまいました。

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酒井宏幸

アールチェンジ株式会社 代表取締役

北京オリンピックが始まる10数年前からリサイクル業界携わり、同時に遺品整理の業務を始めることになった。不用品回収、生前整理、遺品整理、オークション販売(国内・海外)、AmazonFBAなどの業務実績が多数ある。

・古物商許可

・産業廃棄物収集運搬業

・1級空き家管理士、遺品整理士

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